皮脂の過剰分泌

オトナニキビの大きな原因となる
「皮脂の過剰分泌」について解説します。

オトナニキビの原因3 皮脂の過剰分泌

皮脂が多く分泌される部分にニキビができやすい、ということはイメージできると思います。確かに、皮脂の分泌はオトナニキビの原因にもなるのですが、同じ皮脂が原因のニキビでも、思春期にできるものと大人になってからできるものとでは、事情が少し違っているようです。ここでは、皮脂を原因としたオトナニキビについて、予防・対策法にも触れつつ詳しく解説します。

皮脂の過剰分泌がニキビ跡の原因になる理由

皮脂の分泌が過剰な人、言い換えればオイリー肌の人は、確かにニキビが多いようにも見えます。なぜオイリー肌の人には、ニキビが生じやすいのでしょうか?それは、ニキビの原因となるアクネ菌の特性が、オイリー肌とよくマッチしているからです。

密閉された場所ではアクネ菌が増える

ニキビの原因は、アクネ菌。アクネ菌が毛穴の中で繁殖して炎症を起こすことを、一般にニキビと言います。 実はアクネ菌は、普段は特に悪さをしない菌。ところが、密閉されて空気のない環境に置かれると、急激に増殖する性質があります。

オイリー肌で皮脂の分泌が過剰な人は、その過剰な皮脂によって毛穴が閉ざされます。すると、閉ざされた毛穴の中にいたアクネ菌は空気をなくし、急激に増殖。やがて炎症、つまりニキビへと発展するのです。思春期のニキビ予防法として、よく「しっかりと顔を洗うように」とのアドバイスを聞きますが、これは皮脂が毛穴を閉ざしてしまわないよう常に清潔な状態を維持しなさい、という意味なのです。

思春期ニキビと大人ニキビとでは事情が違う

思春期であろうが大人であろうが、毛穴に皮脂が詰まってアクネ菌が増殖したら、ニキビは発症します。ただし、思春期ニキビとオトナニキビとでは、発症する場所が異なります。

思春期の場合、皮脂が過剰に分泌される場所は、主にTゾーン。おでこから鼻にかけての皮脂が多く分泌されるため、ニキビが発症するのもその辺りになります。一方で大人の場合は、加齢の影響もあり、皮脂はTゾーンに過度に偏るわけではありません。その代りに、アゴやフェイスラインの皮脂の量が増えてきます。いずれの場合でも、皮脂で毛穴を閉じないよう、丁寧な洗顔やスキンケアが大切なことは言うまでもありません。

どんな時に皮脂の過剰分泌が起こるの?

オトナニキビの原因となる皮脂は、主にストレスを抱えたとき、生活習慣が乱れたときに過剰に分泌されます。

ストレスを抱えたとき

心理的ストレスを抱えると、人の体内では、自律神経の一つである交感神経という組織が活発に働きます。交感神経が活発化すると、男性ホルモンの一種であるテストステロンの分泌量が増加。増加したテストステロンの働きが、皮脂の過剰分泌を促します。なお、男性ホルモンのテストステロンは、女性の体内でも分泌されている物質。女性もストレスには要注意、ということです。

生活習慣が乱れたとき

睡眠不足や運動不足、暴飲暴食、過度のダイエットなどで生活習慣が乱れると、女性ホルモンの分泌量が減少します。その結果、体内では相対的に男性ホルモンの量が増えることになります。男性ホルモンの増加は、説明した通り、脂性肌を導く大きな要因です。

なお、2013年に行なわれたある企業の調査によると、オトナニキビは「油分の多いところ」だけではなく、「極度に乾燥しているところ」にも発症するとのこと。乾燥肌の人がオトナニキビを発症する例が多いのは、そのためかも知れません。

皮脂の過剰分泌を抑えるには?

皮脂の過剰分泌を抑えてオトナニキビを防ぐためには、ストレスの解消と、健全な生活習慣の維持が大切です。

ストレスの解消

この現代社会において、「ストレスを溜めないように」と言われても、極めて難しいことでしょう。むしろ、ストレスは溜まるものという前提に立ち、効率的なストレス解消法を実践していくほうが現実的です。運動でも、趣味でも、友達を遊ぶことでも、昼寝でも、手段は何でも構いません。自分なりのストレス解消法を見つけ、継続的に実践してください。

健全な生活習慣の維持

健全な生活習慣を維持し、ホルモンバランスを正常化させましょう。質の良い睡眠を十分に取ること、ビタミン・ミネラル・タンパク質などのバランスの取れた食事を心がけること、過度のダイエットはやめること、適度に運動をすること等、体の健康作りを目指していけば、必然的に生活習慣は健全化します。

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