ニキビ跡と紫外線の関係性について

紫外線を浴びすぎるとニキビ跡ができる原因をまとめてみました。ぜひ参考にしてください。

ニキビ跡対策8
紫外線

紫外線量のピークは夏ですが、実は他の季節でもそこまで大差がないくらい年中降り注いでいます。日常生活で受けた紫外線は、肌の内側に蓄積されてニキビの原因となったり、もともとニキビだったものがニキビ跡・シミになる原因に。

肌トラブルにつながる理由には2つのケースがあります。1つ目は紫外線から肌を守ってくれる「メラニン色素」が紫外線を浴びることにより過剰に発生してしまうことです。肌が荒れてしまっているときに紫外線を浴びてしまうと、荒れている部分をメラニン色素が紫外線から守ろうとして過剰に排出され、ターンオーバーが上手くできず、そのままニキビ跡に繋がってしまうのです。

女性のイラスト

とくに20代後半から30代の人は肌の再生機能であるターンオーバーの力が弱くなっていくので、特に注意が必要となります。

2つ目は体に体内に入り込んだ細菌を取り除く働きをする「活性化酸素」が大量発生してしまうことです。活性化酸素が増えすぎることで肌のバリア機能まで取り除いてしまい、肌の乾燥や肌荒れがひどくなってしまいます。結果、ニキビができてニキビ跡になってしまうのです。そうならないためにも、紫外線とニキビ跡の関係や正しい対処法を知っていく必要があります。

ニキビ跡と紫外線はどう関係があるの?

紫外線を長時間、大量に浴びるとニキビやニキビ跡、シミが増えてしまいます。主な原因は活性酸素の発生や紫外線のバリア機能へのアタック、皮膚にある物質であるスクワレンの酸化やニキビの原因となるアクネ菌の増殖、色素沈着です。

紫外線を浴びると活性酸素が発生。大量に活性酸素が発生した場合、皮膚がダメージを受けてしまいます。また、活性酸素によって酸化した皮脂が毛穴につまりやすくなり、ニキビの原因になるのです。

また、紫外線がバリア機能を攻撃することで、皮膚内の水分が減少。皮膚へ雑菌が侵入しやすくなります。結果、肌の潤いが保ちにくくなったり、ターンオーバーの乱れにつながったりするのです。

ほかにも紫外線はスクワレンを酸化させたり、アクネ菌を増殖させたりします。スクワレンが酸化すると、スクワレンの周りにある皮脂も連鎖的に酸化。ニキビの原因となります。アクネ菌はポルフィリンという毒素を排出。ニキビの炎症も起こりやすくなります。

紫外線はメラニンの合成も促進するため、色素沈着が進行。ニキビ跡が残りやすくなってしまうのです。ニキビ跡を悪化させないためにも、紫外線対策をしっかりとしましょう。

紫外線の多い時期

紫外線が多い季節と言えば「夏」を想像しますが、実際の紫外線には2種類あり、そのうちの片方は一年を通して注意が必要となります。

紫外線には、1年を通して注意が必要な「UVA」と、春から秋までの暑い季節に注意が必要な「UVB」の2種類があります。

UVAは4月から8月にかけてピークを迎え、それ以降はピーク時の2分の1以上の量に減ります。8月で終わりではなく、それ以降も比較的多くの紫外線が放出されるため、一年を通して予防が必要です。

UVBは4月から少しずつ増えていく紫外線で、5月の初夏から8月にかけてピークを迎えます。10月から3月にかけては比較的少ないと言われ、こちらは通年での予防はあまり必要ではありません。

ただし、UVAとUVBを合わせると、紫外線は一年中降り注いでいることになります。それぞれの紫外線の特徴を知り、最適な日焼け対策を行うことが、ニキビ跡にも良い効果をもたらします。

紫外線の種類とそれぞれの対策法って?

ニキビ跡ができる主な紫外線の種類は「A波」「B波」の2つです。ここではその2つの紫外線の特徴を紹介していきます。

体内に影響を与えるA波

A波にはガラスや布までをも突き通して肌へとダメージを与える特徴があるため、日常的に避けることは難しい紫外線です。A波は肌のコラーゲンを破壊し、肌の奥まで浸透してジワジワと肌に影響を与えます。これらの影響が体内に溜まることでシワやたるみ、ニキビへの原因となるのです。

A波を防ぐ対策としては「日焼け止めを塗る」「食事に気を配る」の2つです。日焼け止めは「PA」と書かれていて、なおかつ数字の大きい物が効果的。食事に関してはビタミンCが含まれているピーマンやブロッコリーを取り、肌のターンオーバーのサイクルを上手く回していくと◎。

肌の表面に直接影響するB波

B波は肌の表面で吸収する紫外線です。肌の表面を傷つけることでターンオーバーの機能性がさがってしまい、その結果、ニキビを悪化させニキビ跡ができやすくなるのです。また肌がB波を浴びると「攻撃されている」と認識して、肌を守ろうと角質を厚くします。すると毛穴詰まりが起き、またニキビができるという悪循環に…。

B波を防ぐ方法としては「日傘を使う」「日焼け止めを塗る」です。A波とは違いガラスや布を突き通してくることはないので、日傘を使って避けていきましょう。日焼け止めに関しては「SPF」と書かれている日焼け止めを選ぶことで、よりB波を防ぐことができます。

A波もB波もそれぞれ肌へのダメージ・対処の違うため、外にいる時間や日差しの強さなどで判断して適切な日焼け止めを使い分けましょう。

日焼け止めの塗り方とニキビ跡のケア方法

ニキビ跡をケアするためには、日焼け止めとも上手に付き合っていかなければなりません。特に、紫外線に対する正しい理解を得ることで、UVケアとニキビ跡ケアの両方に目を向けることができます。

まず、日やけ止めには「SPF値」「PA分類」の2種類がそれぞれ表示されていますが、これは紫外線に対する防御効果を表すもの。SPFは春から秋にかけて多くなるUVB、PAは1年を通して降り注ぐUVAへの効果を示すものです。

一般的に日焼け止めはSPFが高ければ高いほど良いと言われがちですが、実際に紫外線によるエイジング(老化)はUVAによるものがほとんどであり、製品を選ぶ際はまずPA値を見なければなりません。

さらに日焼け止めには紫外線吸収剤と紫外線散乱剤のそれぞれを使ったもの、また両方を合わせたタイプの3パターンがあります。肌にニキビ跡ができており、治りかけという時には、できるだけ肌に負担をかけない紫外線散乱剤を用いたものがおすすめです。

普段使いする日焼け止めの場合、SPFは20から50、PAは++程度で十分です。照り返しの強い海辺や雪山へ行く場合、また紫外線の強いスポットへ出かける際には、SPFとPAの高いウォータープルーフタイプのものがおすすめですが、肌を強力にガードして負担をかけるため、使用後は必ずきれいに落とすようにしましょう。

日焼け止めは肌へのダメージを防ぎ、メラニン色素を増やさないためのアイテムです。ニキビ跡の上には必ず日焼け止めを使い、使用した後はきれいに洗顔をして落とすことで、ニキビ跡をしっかりとケアしていくことができます。

日焼け止めはすぐに落とすこと

日焼け止めは外出前や朝の時間帯などに塗ることが多いものです。また外出先でも二重に塗り直すことがあると思いますが、肌に日焼け止めを残したままうっかり眠ってしまうと、強い負担を肌に与えることになります。

日焼け止めは、簡単に言うとメイクと同じものです。乳液などと違って肌に保湿効果を与えるのではなく、肌を強力に覆うものなので、ファンデーションなどと同じく、自宅に帰ったらすぐに落とすことが基本となります。

日焼け止めが肌の表面に残ったままでいると、肌の新陳代謝が悪化し、肌荒れなどの原因となります。ニキビ跡についても、せっかく肌がターンオーバーをして跡が薄くなりかけているところを、治りづらくしてしまう可能性が。

汗で落ちているからといってそのままにせず、日焼け止めはしっかりとメイク落としで落とすこと。特にウォータープルーフタイプのものは落ちにくくなっているため、メイク落としもしっかり落とせるタイプのものを選んでください。

メイクをしていない時でも、日焼け止めを塗っていればメイクをしたものと同じと考えて良いですから、確実に落とせるメイク落とし+ぬるま湯+たっぷりのお湯ですすぎ洗いをして、ダメージレスなお肌を目指しましょう。

すぐできる紫外線対策は日傘もおすすめ

前述してきたように、ニキビ予防・ニキビ跡の悪化防止のためには、紫外線対策がとても重要になってきます。

そこでおすすめなのが日傘の活用です。真夏の日差しの強い時期には、熱中症予防や紫外線対策として日傘を使用している人を多く見かけますが、紫外線が強いのはなにも真夏に限ったことではありません。そこで次からは、紫外線が多い時期や、ニキビ跡の悪化防止のためにはどのような日傘を活用すればよいのかについて、それぞれ詳しく説明していきます。

紫外線量はさまざまな条件によって変化する

多くの人が紫外線の影響を気にするのは、最も暑くなる真夏の時期ですが、1年を通しての紫外線量からみると、紫外線対策が必要な期間はだいたい5月から9月頃までになります。

意外に思われる人もいるかもしれませんが、真皮を破壊してシワやたるみ、ニキビの原因となる紫外線A波(UVA)が降り注ぐ量は、5月から9月頃までほとんど変わりがないのです。そのため、真夏の暑い時期だけ紫外線対策をしていても、ニキビ跡の悪化予防には十分ではないということになります。

また、紫外線の量は、その他にもさまざまな条件によっても違ってくるので注意が必要です。特に変化が大きいのが地域による違いで、南へ行くほど紫外線量が多くなります。日本の場合は、札幌と沖縄では同じ時期でも紫外線量が1.5倍も違ってくるといわれています。やはり、温かい地方にお住まいの人ほど、紫外線対策をしっかりと行う必要があるといえます。

1日のうちでの紫外線量のピークは、午前10時から午後2時です。この時間帯には特に紫外線対策を十分に行って、お肌を守る必要があります。ただし、朝方や夕方といった日差しが弱まる時間帯であっても、紫外線A波(UVA)の降り注ぐ量にはそれほど変化はありません。そのため、5月から9月の紫外線量の多い時期には、基本的には1日中紫外線対策が必要ということになります。

日傘を活用してニキビ跡の悪化を防ぐ

それでは、紫外線対策法としておすすめの日傘について詳しく説明していきます。紫外線からお肌を守り、ニキビ跡を悪化させないためには、どのような日傘を選ぶのがよいのかについてや、日傘を使用する時の注意点などをみていきましょう。

まず、日傘を購入する時には「遮光率」と「UVカット率」に注目するようにしましょう。

・遮光率

遮光率とは、可視光線(人の目に見える光)をさえぎる割合のことです。この値が高いほどたくさんの光をさえぎることができるので、陰が濃い日傘ということになります。太陽光をさえぎって涼しくすごしたいという人は、この遮光率の高い日傘を選ぶとよいでしょう。

・UVカット率

ニキビ対策のためには、このUVカット率に注目する必要があります。UVカット率とは、文字通り紫外線をカットする割合のことです。この値が高いほど多くの紫外線をさえぎることができるので日焼けがしにくく、結果としてニキビやシミの予防に繋がります。

また、日傘を選ぶ時には遮光率とUVカット率以外にも、使用されている色にも注目する必要があります。みなさんは日傘というと何色をイメージしますか? 多くの人は白か黒と答えるのではないでしょうか。実際に日傘に使用される色は白と黒の2種類が多いのですが、それはこの2色がそれぞれ異なる大きな特徴を持った色だからなのです。

・白色の日傘の特徴

白色には光を反射する性質があります。太陽光を反射することで紫外線をカットしているのが白色の日傘ということになります。

注意点としては、白色の日傘は、頭上からの光を反射するのと同様に、地面からの照り返しも反射してしまうということです。照り返された紫外線が日傘の内側で反射して顔に降り注いでしまうのです。この照り返しによる紫外線の強さは、アスファルトで10%、砂浜では最大25%にもなる(地表面の反射と紫外線)といわれているので、ニキビを気にする人には無視できる数字ではありません。

・黒色の日傘の特徴

黒色には光を吸収する性質があります。太陽光を吸収することで紫外線をカットしているのが黒の日傘ということになります。黒色の日傘の場合は、地面からの照り返しも吸収してくれるので、紫外線対策としては黒色の日傘の方が有効といえます。ただし、光を集めてしまう性質から、白色の日傘よりも熱を持ちやすいというデメリットもあります。

以上のことから、色の効果を考えた場合には、地面からの照り返しを防いでくれる黒色の日傘を選ぶ方がニキビ跡への紫外線対策としては有効といえます。一番おすすめなのは、外からの太陽光を反射して熱を集めない白色が外側に配色されていて、内側には照り返しを防ぐ黒色が配色されている日傘ですね。

UVカット加工された日傘の寿命

UVカット加工がされた日傘を手に入れて紫外線対策もバッチリと思いたいところですが、その効果には寿命があるという点には注意が必要です。一般的なUVカット加工が施された日傘の寿命は約2年から3年といわれているので、定期的な買い替えが必要になります。

また、日傘は紫外線対策としては非常に有効な手段ですが、紫外線を100%防げるわけではありません。そのため、紫外線量の多い時期には、こまめに日焼け止めを塗るなどの他の予防策を行うことも、ニキビ跡を悪化させないためには大切になりますよ。

ニキビ跡ができた時は市販の薬?クリニックで治療?

どんなに紫外線対策をしていても「痒くて潰してしまった」「元々ニキビが悪性だった」などニキビ跡ができる原因は多く存在しています。

でも原因はどうであれ、女性なら顔にできたニキビは「今すぐ治したい!」と思う方が多いはず。そんなときに市販の薬へ手を伸ばしていませんか?市販薬は手軽に購入が出来ますが、万が一肌に合わない薬を使用してしまった場合、ニキビ跡だけではなく肌荒れを悪化させてしまう可能性だってあるのです。

自己判断で誤った治療をするよりも病院・クリニックを利用してニキビ跡を失くしてもらう方が、安全かつ確実。弱い酸性の液を使って古い角質を浮かす「ピーリング治療」、肌の上から照射する「レーザー治療」、赤みや色素沈着に効果がある「光・高周波治療」など、今は充実した治療がたくさんあります。

自分の予算やニキビ跡の状況に合った治療ができるので、確実にニキビ跡を消したいと思うのなら病院・クリニックで治療をすることをおすすめします。

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