ニキビ跡の赤みをキレイに治す治療法を伝授

肌に炎症が起こり、赤みを帯びた状態のニキビ跡。
肌に赤みが残る原因や、キレイに消せる治療方法をご紹介します。

ニキビ跡のタイプ1
赤み

ニキビだと思っていたら、実はニキビ跡の赤みだった…という経験がある方も多いのではないでしょうか。ニキビ跡には複数のタイプがありますが、ニキビと勘違いしやすいのが、この「赤みのあるニキビ跡」です。ここでは、赤みのあるニキビ跡の原因や治療法、スキンケア方法などについて分かりやすく説明しています。正しい治し方を知って、美肌を手に入れてくださいね。

肌を気にする女性の画像

ニキビ跡の赤みとは

赤みのあるニキビ跡の写真と解説図

赤みを帯びたニキビ跡は、ニキビそのものは治っているのに、炎症によって生じた赤い色素や血液(ヘモグロビン)が残っている状態です。赤みはニキビ跡の中でも初期段階。適切な治療をすることで改善につながります。

通常の赤いニキビとの違い

炎症によって生じる通常の赤いニキビと、ニキビが治った後に生じる赤みを帯びたニキビ跡。ひと目見ただけでは区別がつきにくいですが、最大の違いはニキビ跡には痛みがないことです。また、ニキビの炎症は治まっているため、肌の表面は平らで滑らか。ニキビと違って膨らみもありません。

免疫反応によるうっ血

ニキビの炎症が激しいと、免疫反応が過剰になって健康な細胞にダメージが与えられてしまいます。この過程で毛細血管が傷つき、患部がうっ血してニキビのように赤く見えるようになります。うっ血の程度によっては紫がかった色素沈着が起きることも。

赤いニキビ跡はニキビそのものではなく、毛細血管のうっ血によるもの。そのため、肌の表面にできたニキビのように治療をしても治らない可能性があります。

反対に、時間とともに自然治癒していく可能性もあるため、スキンケアをこまめに行って、肌のターンオーバーをうながすと良いでしょう。

ニキビが赤いニキビ跡になるまで

正常な毛穴がニキビになり、赤いニキビ跡として残るまでを、画像で詳しく解説します。

  • ニキビが赤い跡になるまで_1.正常な肌

    皮脂詰まりがなく、ニキビになっていない正常な毛穴です。

  • ニキビが赤い跡になるまで_2.ニキビ肌

    皮脂詰まりで毛穴が塞がれニキビに。周囲の皮膚がダメージを受けます。

  • ニキビが赤い跡になるまで_3.毛細血管が破裂

    ダメージを受けた部分の毛細血管が破裂し、出血が起きます。

  • ニキビが赤い跡になるまで_4.赤みが残る

    ニキビの炎症がなくなりましたが、皮膚に血液が染み込み、赤みが残ります。

ニキビ跡の赤みができる原因は?

ニキビ跡に赤みが残る原因として、主に「毛細血管」と「ターンオーバーの異常」、「うっ血」の3つが挙げられます。

毛細血管

ニキビが炎症を起こしたり、化膿してしまうと、肌の奥までダメージを受けます。炎症の原因は繁殖したアクネ菌を抑えようと白血球が戦ってニキビを修復しようとしている状態。白血球はアクネ菌だけでなく周りの正常な皮膚も攻撃するため、傷を修復しようと毛細血管が集まり、赤く見えるのです。

ターンオーバーの異常

皮膚の生まれ変わり、つまりターンオーバーに異常があるときも、赤いニキビ跡が生じます。本来ならばターンオーバーが自然に行われる過程で、ニキビが自然に薄くなっていきますが、異常が生じていると、赤みが残ってしまうのです。内部で炎症を起こしたニキビの表面だけが治り、肌の奥の炎症は治っていないという状態です。

うっ血

赤いニキビ跡の原因は、毛細血管以外にもあります。それは「うっ血」です。ニキビの炎症や傷がひどいときは、白血球が過剰に反応し、周辺にある健康な細胞にもダメージを与えてしまいます。こうした部分がうっ血することで、皮膚が赤や赤紫に見えるのです。うっ血を起こしている場合は細胞自体がダメージを受けているため、毛細血管によるニキビ跡よりも、改善に時間がかかってしまいます。

肌のターンオーバーが遅れている

ニキビ跡が肌に残った状態というのは、肌の新陳代謝(ターンオーバー)が遅れているためです。古い角質となってニキビが剥がれ落ちていくのが正常なサイクルですが、なかなか代謝が行われないと、ニキビ跡として赤みなどが残る場合があります。

ニキビ跡の治りやすさ、治りにくさについては個人差があります。またニキビの程度や範囲などにもよるため、すぐに治ってくれるものもあれば、なかなか治らず肌に残り続けるものもあります。

ただし赤みのあるニキビ跡は、クレーターなどの深刻なニキビ跡に比べて軽度です。赤みがさしているだけであれば、毎日のケアや食生活などを見直すことで、ターンオーバーをうながして治していくことができます。

ニキビ跡の種類と治りやすさ

ニキビ跡は、大きく赤みのあるタイプと色素沈着するタイプ、でこぼこができるタイプに分かれます。色素沈着するタイプはニキビ跡が茶色になるタイプと考えるとわかりやすいはずです。それぞれ、原因や特徴が異なるので治りやすさも異なります。赤みのあるタイプは治りやすいのでしょうか。

赤みのあるタイプは治りやすい

赤みのあるニキビ跡の原因は、肌の奥深くに炎症が残っていることや炎症に伴い起きた毛穴周辺のうっ血です。これらが肌表面から透けて見えるため赤みのあるニキビ跡になります。白い肌に赤い斑点ができるので目立ちますが、このタイプのニキビ跡は治りやすいと考えられています。ケースによっては時間の経過とともに自然に治ることもあります。治るまでに要する期間は様々ですが、数年~数カ月かかるといわれています。

赤みのあるタイプのニキビ跡の消し方

他のニキビ跡に比べて治りやすいと聞いて安心した方が多いはずです。時間の経過とともに治ることがあるので、すぐに治したいと考えていないのであればスキンケアに取り組みながら様子を見るとよいかもしれません。一般的に、ノンコメドジェニックの記載があるスキンケア用品やビタミンC誘導体を配合したスキンケア用品などがオススメされています。ただし、赤みのあるニキビを放置することで、色素が沈着してシミになる恐れがあることは理解しておく必要があります。心配な方は専門的な治療を受けましょう。

赤みのあるニキビ跡は医療機関で治療できる

赤みのあるニキビ跡は医療機関で治療できます。炎症が残っているケースなどでは、抗菌薬を用いることがあるようです。日本皮膚科学会が発表している「尋常性痤瘡治療ガイドライン 2017」によると、急性炎症期の炎症性皮疹にたいしてドキシサイクリン(抗菌薬)の内服は強く勧められています。あるいは、炎症性皮疹、炎症後の紅斑にビタミンC外用は選択肢の一つとして推奨されています。

以上のほかでは、レーザー治療も赤みの消退に有効と考えられています。レーザー治療は、抗生剤の内服で軽減できなかった赤みを効果的に消すこともありもあります。症状などに応じて様々な治療を受けられるので、赤みのあるニキビが気になる方は医療機関で相談すると良いでしょう。

参考:(PDF)日本皮膚科学会:尋常性痤瘡治療ガイドライン 2017[pdf]

参考:(PDF) 新宿南口皮膚科乃木田俊辰:症例報告ざ瘡に対するレーザー治療[pdf]

ニキビ跡の赤みの治療方法

赤みを帯びたニキビ跡に有効な治療方法として、レーザー治療や光治療、ピーリング治療が挙げられます。こちらで詳しく説明していきます。

レーザー治療

赤みに反応するレーザーを照射し、色素を破壊することで、赤みの改善をはかる治療法です。比較的即効性がありますが、施術では痛みをともないます。

サイトンレーザー

「キングオブレーザー」とも呼ばれ、美容医療界で高い評価を受けている最新のレーザー治療器です。蒸散作用を安全に真皮まで届けることができ、ニキビ跡の原因を正確に取り除きます。赤みはもちろん、クレーターや凸凹した毛穴の改善にもおすすめです。

Vスターレーザー

ニキビ跡治療に用いられるレーザー機器はたくさんありますが、そのなかでも赤みのあるニキビ跡に対して高い効果を発揮するのがVスターレーザーです。ニキビ跡に残った毛細血管を取り除くことで、赤みを改善。照射と同時に冷却もできるため、ほかのレーザー機器と比べると痛みや肌へのダメージも小さい治療法です。

光治療

特殊な波長の光を照射して、肌の中の色素やヘモグロビンを破壊することで、ニキビ跡の赤みを改善する治療法です。レーザーに比べて光が穏やかで、肌の負担が少ない治療法になります。

フォトフェイシャル

ニキビ跡治療の定番ともいえる治療法です。赤い色に反応する光を顔全体に均一に照射し、ニキビ跡の赤みを薄めていきます。レーザーとは違い即効性はありませんが、痛みが小さい点がメリットです。赤みの範囲が広い場合にもおすすめ。3~4週に1回のペースで5~6回の施術が必要です。

フォトシルクプラス

古い血管やヘモグロビン色素の赤色に反応する光治療器です。赤ら顔の治療に用いられることもあります。水分を吸収率が高いため、火傷のリスクが非常に小さなマシンといえます。

ピュアアクネス

アクネ菌を殺菌する効果のある光治療器です。5色の光を照射でき、そのうち赤やオレンジの光が肌の炎症を抑え、赤みを改善します。肌を冷やしながら照射できるため、肌への負担が少ないのもメリット。

クリアタッチ

アクネ菌や皮脂腺に反応する青色光と、炎症の赤みに反応する赤色光を、同時に照射する光治療です。ニキビ跡の赤みに加えて、炎症中のニキビも治療できます。赤いニキビ跡とニキビが同時に発生しているという人におすすめ。1~2週間に1回のペースで8~10回の施術が必要です。

ピーリング治療

特殊な薬や機材を用いて、肌の表面に残る古い角質を浮かび上がらせ、ニキビ跡のメラニンごと取り除くという治療法です。肌の奥深くに生じたニキビ跡までは取り除けませんが、表面の角質を人工的に取り除くことで、肌の生まれ変わりを促進させることができます。

ケミカルピーリング

酸性の薬剤を使ったピーリングです。肌のコンディションにもよりますが、2~4週間のペースで3~6回を1クールとした継続的な治療が必要となります。

ヤグレーザーピーリング

レーザーによって肌表面の古い角質を削り、肌の生まれ変わりを促進することで赤みを消す治療法です。

外用薬・内服薬

ディフェリンゲル

ニキビの治療に用いられる外用薬ですが、ニキビ跡に対しても処方されることがあります。ピーリング効果があり、肌の古い角質を落とすことでニキビ跡の赤みを薄めてくれる薬です。ニキビの治療であれば保険適用となるため、ニキビ跡とニキビが同時に生じている場合は医師に処方を相談してみてください。

トレチノイン

ビタミンA誘導体の薬です。肌の新陳代謝を高め、コラーゲンやヒアルロン酸の生成を促すことで赤みを改善していきます。クリニックによっては保険が適用されることも。作用が強いため、必ず医師の指示を守って使用してください。

ベピオゲル

ベピオゲルは2015年に処方が開始された新しい塗り薬です。過酸化ベンゾイルを主成分とし、ニキビの原因となる菌を殺菌して患部が悪化しないように抑えてくれます。また、角質のターンオーバーをうながす作用もあるため、ニキビ跡の治療に最適です。

副作用として、ベピオゲルは使用者の40%に皮が剥ける、肌が粉を吹くといった症状が現れています。乾燥肌や敏感肌には副作用が出やすい傾向があるため、事前に医師と相談のうえで使用することをおすすめします。

保険適用で治療できる?

ニキビ跡はニキビが治ったあとの状態。健康上の問題はなく、美容のための治療になるため、基本的に保険は適用されません。ただし、内服薬や外用薬の処方であれば保険が適用されることがあります。保険適用で処方が受けられるかどうかはクリニックによって異なりますので、詳しくは問い合わせてみてください。

進行中のニキビがあるなら保険で治療できることも

ニキビやニキビ跡の赤みに有効な外用薬として、「ディフェリンゲル」というものがあります。しかし、この薬はニキビ跡に対しては保険の適用外です。ニキビ治療を目的とした処方であれば保険が適用されるため、ニキビ跡と同寺に進行中のニキビがある場合は、処方を受けられるかもしれません。

ニキビ跡の赤みをクリニックで治療した方の口コミ

治療後1週間で炎症が治まってきました

大量のニキビ跡がコンプレックスで夏が楽しめなかったため、ピーリングを受けました。考えたより痛くもなかったので、とても良かったです。ピーリング後1日は少し赤みがありましたが、1週間ほどたちますが、ニキビの炎症や色素沈着が少し良くなりました!

赤みが消えて、肌荒れもナシ♪

最初は病院行くのが怖くて、行くのに少し迷いましたが、勇気を出してピーリングをしました。肌もあれることなく赤みがよくなりました。今後も継続して行なって、少しずつ綺麗になっていきたいです。

ニキビ跡がきれいに消えました

肌にできたニキビ跡が気になっていて、皮膚科をずっと受診していましたが、処方される薬だけでは跡が消えてくれませんでした。治療を美容皮膚科に替えて、処方薬とピーリングを行った結果、肌がとても滑らかな仕上がりになりました。自宅でもセルフケアを続けていますが、ニキビにはピーリングがとてもよく効くと思います。

ピーリングで肌が生まれ変わった

ニキビ跡用の化粧品を使ったり、いろいろな方法を試してきました。残念ながらどれも劇的な効果はなく、跡がシミのように色素沈着を起こして、赤から紫色っぽくなってしまいました。肌がゴワゴワしているのが原因かもしれないと思い、ケミカルピーリングを受けてみたところ、カサついている部分などがきれいになりとても満足しています。

ニキビ跡の赤みを放置するとどうなる?

通常であれば徐々に赤みが引いていきますが、ターンオーバーが乱れていると新しい皮膚と入れ替わることができずに、症状が長引いてしまいます。このまま放置していると、ヘモグロビン色素が沈着してシミになり「色素沈着したニキビ跡」へと変化。また、紫外線を浴びることも色素沈着のもととなります。メラニンが生成され黒ずんでしまうので、UVケアを怠らないよう注意してください。

さらに悪化すると、凸凹した「クレーター状のニキビ跡」の原因になります。クレーター状のニキビ跡を治療するには数年もの期間がかかるので、初期段階のうちに治療することをおすすめします。

赤みのあるニキビ跡は他のニキビ跡と比べると軽度なため、正しいケアをすればセルフケアで薄くしていくことも可能です。ニキビ跡が悪化してしまう前に、早め早めに対処しましょう。

赤みのあるニキビ跡を悪化させないためには

すでにシミのように茶色っぽくなってしまった赤いニキビ跡については、それ以上色素沈着を悪化させないように、紫外線によるダメージを最小限に抑える必要があります。肌をダメージから守ろうとしてメラニン色素が肌の奥にとどまってしまうため、色がどんどん濃くなり、ニキビ跡からシミへと移行してしまう可能性があります。

基本的には毎日の洗顔と保湿、そして紫外線から肌を守るセルフケアが重要です。これを欠かしてしまうと、肌に直接紫外線が当たることになり、メラニン色素の分泌が増えてしまうおそれがあります。

ニキビ跡用のスキンケアアイテムを使いつつ、紫外線から肌を守る工夫も同時に行ってみてください。

ニキビ跡の赤みを治すスキンケアは?

ピーリング効果のあるケア用品を使う

赤みのあるニキビ跡あ、比較的肌の表面に生じるもの。そのため、スキンケアにはピーリング効果のあるケア用品がおすすめです。ピーリングとは、肌に残った古い角質を取り除いてターンオーバーを促すこと。フルーツ酸(AHA)やサリチル酸(BHA)などが配合されたピーリング剤や洗顔料を選びましょう。 ただし、ピーリングのやりすぎは禁物です。必ず注意書きに従い、適切な頻度(目安は週1回程度)で使用してください。

抗炎症効果のある基礎化粧品を使う

また、炎症によって肌の内部に生じた赤みを治すためには、基礎化粧品選びにも工夫が必要です。プラセンタやビタミンC誘導体など、肌の修復機能を高めてくれる成分が含まれているものを選びましょう。 さらに、赤みが色素沈着になって残ってしまうのを避けるためには、美白効果のあるトラネキサム酸という成分が有効です。

紫外線対策を徹底する

赤いニキビ跡のある皮膚が紫外線を受けると、色素沈着して残ってしまうことがあります。そのため、紫外線対策は必須です。夏に限らず、冬や曇りの日でも紫外線は降り注いでいます。外出の際は必ず日焼け止めを使用してください。

生活習慣にも注意が必要!

肌のターンオーバーが正しく行われていれば、ニキビ跡の赤みは自然に薄くなっていきます。そこで、ターンオーバーを正常化させるために、以下の点に注意しましょう。

十分な睡眠をとる

ターンオーバーには「成長ホルモン」の働きが重要です。夜更かしをしたり、睡眠不足を繰り返していると、ホルモンの分泌が乱れてしまいます。

1日3度 バランスのよい食事をとる

特にビタミンCは美肌に欠かせません。偏った食事は避け、バランスよく1日3度の食事を心がけましょう。

適度な運動をする

運動によって新陳代謝を高め、ターンオーバーを促すことができます。日常に軽い運動を取り入れてみてください。

健康的な体を維持するための生活習慣は、美肌作りにとっても欠かせないものです。乱れた生活をしていないか、自分の生活を振り返ってみましょう。また、ニキビケア用の基礎化粧品や、ターンオーバーを促す成分が含まれている基礎化粧品を使うのも効果的です。

まとめ

赤みのあるニキビ跡は早目の治療が大切

赤みのあるニキビ跡は、ニキビ跡としては初期段階なので、適切なセルフケアをすることで改善することが可能です。生活習慣の見直し、赤みを改善するためのスキンケアなどを行えば、少しずつ良くなっていくでしょう。ただし、うまく改善されなかった場合は、ニキビ跡が悪化してクレーターになってしまう場合も。クレーターのニキビ跡はとても治りにくいので、赤みの段階でクリニックの治療を受けるのもひとつの方法です。クリニックで治療を受けるにしても、クレーターになってしまってからより、赤みのあるニキビ跡の方が、短期間の治療で治ります。「スキンケアでは対処できない」と感じたら、早目にクリニックに相談してみることをおすすめします。

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