クレーター状のニキビ跡

「ニキビを潰す」ことが原因でおこるクレーターを治すには?
ニキビ跡の原因と有効な治療方法を紹介しています。

ニキビ跡のタイプ3
クレーター

肌が凸凹するクレーター状のニキビ跡は、化粧によって隠すことが難しく、日常生活でも目立つため、深刻な悩みになることも。手で触れるたびに憂鬱な気分になってしまう方もいるでしょう。そんなクレーター肌は、市販薬やスキンケアで改善するのが難しいため、皮膚科やクリニックできちんと治療するのがおすすめです。ここでは、クレーター肌の治療方法や、治療に用いられる機器について紹介します。クレーターの種類や原因、なりやすい方の特徴も解説。クリニックで治療を行った方の口コミもありますので参考にしてくださいね。

肌を気にする女性の画像

クレータータイプのニキビ跡とは?

クレータータイプのニキビ跡の写真と解説図

ニキビが治った後に凹凸した肌になるのがクレーター型のニキビ跡です。クレーターは「アクネスカー(ニキビの傷跡)」とも呼ばれています。
皮膚は表皮層・真皮層・脂肪層(皮下脂肪)の3層によって構成されています。顔の表皮層は0.2~0.3mmほどあり、さらに4つの層に分かれています。真皮は1.3~1.7mm程度で、コラーゲンやヒアルロン酸が多く含まれている層です。2mm前後の脂肪層は、脂肪を蓄え、衝撃から身を守る枠割を持っています。クレーターは、表皮層を超え、真皮層や脂肪層までダメージを受けてしまっている状態。そのため治るまでに時間がかかり、長期間にわたって跡が残ってしまうのです。

クレーターの種類(症状)とは?

肌が凸凹になるクレーターは、大きさや形によって様々な種類があります。こちらでは7種類のクレーターを紹介します。

1.毛包周囲瘢痕(もうほうしゅういはんこん)

クレーターの種類1「毛包周囲瘢痕」の断面図:毛穴の形は残る

毛包周囲瘢痕はニキビの炎症によって毛穴が治った後も収縮できず、開いた状態のままになったクレーターです。一見毛穴のように見えますが、毛穴ケアを行っても治らない場合は、毛包周囲瘢痕の可能性があります。いくつかの毛包周囲瘢痕が繋がることで、凹みが大きくなることもあるそうです。

2.浅斑状瘢痕(せんはんじょうはんこん)

クレーターの種類2「浅斑状瘢痕」の断面図:真皮の表層まで浅くえぐられる

他のニキビ跡クレーターと比べて「広く浅い」という特徴のある浅斑状瘢痕。肌が薄い方や、女性の方に多く見られます。他のクレーターが真皮層の深くまで跡が残っているのに対し、浅斑状瘢痕は真皮の中間まで凹んでいるのが特徴です。

3.深真皮瘢痕(しんしんぴはんこん)

クレーターの種類3「深真皮瘢痕」の断面図:真皮まで深く広くえぐられる

深く広くできるタイプのクレーター。厚みがある肌の方に多いため、女性より男性によく見られるニキビ跡です。大きなニキビができやすい方にも見られます。正常な皮膚との境がハッキリとしているため、光の反射によってはかなり目立ってしまうことも。

4.脂肪組織の委縮

クレーターの種類4「脂肪組織の萎縮」の断面図:脂肪層まで炎症が進み、脂肪が萎縮する

ニキビの炎症が脂肪層まで達して皮膚が陥没することで、大きく凹んだニキビ跡です。脂肪層が炎症すると「線維化」と呼ばれる皮膚の硬化が起こります。線維化は、細胞の間にあるコラーゲンなどの物質が増加することで引き起こされます。さらに、皮膚が硬くなることで炎症部分の肌が大きく凹んだ状態に。ニキビ跡が真皮と脂肪層に達しているため、皮膚と脂肪の2ヶ所に瘢痕を確認することができます。

5.アイスピックタイプ

クレーターの種類5「アイスピックタイプ」の断面図:表面の穴は狭いが、真皮が深くえぐられる

アイスピックで刺したような円すい状に凹んだクレーターです。穴のサイズは2mm前後と小さめですが、他のクレーターと違って表皮・真皮を突き抜けて皮下組織(脂肪層)まで到達していることもあります。真皮が残っていないため、ターンオーバーを促進させる治療や、通常のレーザー治療での改善は難しいと言われています。

6.ローリングタイプ

クレーターの種類6「ローリングタイプ」の断面図:表面の穴は広く、緩やかなUの字でえぐられる

クレーターの直径が4mm以上のニキビ跡。直径は大きめですが、アイスピックタイプとは違い、緩やかなUの字を描いている比較的浅めのクレーターです。周辺に複数形成されると波打つ海のような凸凹になります。真皮層までダメージを受けるので、ターンオーバーの促進による自然回復は見込めません。広い凹みのため、目立ちやすいのが特徴です。

7.ボックスタイプ

クレーターの種類7「ボックスタイプ」の断面図:底が平らの凹型になる

アイスピックタイプ・ローリングタイプのニキビ跡と比べると凹みの浅いクレーターです。深さは表皮と真皮の間ほどですが、垂直に陥没しており、底が平たいという特徴を持っています。境界がハッキリしているため、とても目立ちます。

クレーターになる原因は?

ニキビ跡のひとつであるクレーターは、ニキビを潰したときの陥没やニキビの炎症により、皮膚が損傷することが原因で発生するものです。皮膚は外側から順に表皮層・真皮層・脂肪層と、主に3つの層からできています。炎症の際に肌の奥深くにある真皮層・脂肪層まで損傷してしまうと、クレーター状のニキビ跡になるのです。

ただし、ニキビは必ずクレーターになるとは限りません。ニキビの炎症具合や肌質によって変わります。ニキビの炎症は「アクネ菌」と呼ばれる細菌によって発生しますが、クレーター状にニキビ跡が変化する原因はアクネ菌ではありません。身体を守る「白血球」が関わっています。アクネ菌を殺菌する免疫反応で白血球がアクネ菌を攻撃、その時発生する活性酸素が周辺の皮膚を傷付けてしまうのです。その損傷が大きくなり、真皮層が活性酸素によってダメージを受けることで、コラーゲン繊維が傷ついて真皮が委縮。瘢痕が形成され、凸凹したクレーター状のニキビ跡が生まれます。

クレーター状ニキビ跡の治療方法

クレーター状のニキビ跡をキレイに治したいなら、もっとも効果が期待できるのが皮膚科での治療です。ピーリングや専門的なレーザー機器を使用することで、確実に、より綺麗にクレーター肌を改善させることができます。 ここからは、数あるニキビ跡治療の中から、クレーターに効果があるものをピックアップして紹介します。

レーザー治療

ニキビ跡のクレーターにレーザーを照射し、レーザーの熱と光の力を利用して凸凹を滑らかにしていく治療法です。治療時間が短く、比較的短期間で効果が得られやすいというのがメリット。ただし、レーザー機器によっては照射の際に痛みが生じたり、治療後にダウンタイムが続いたりすることがあります。

サイトンフラクショナル

深いニキビ跡の治療に効果を発揮するサイトンフラクショナル。クレータ~治療に最適なレーザー機器です。レーザー光は安全性の高い「エルビウムヤグ」。これをコンピュータースキャンにより理想的なパターンで照射することで、高い効果を発揮します。広範囲のクレーターにも対応できる治療です。

フラクセル

クレーターなど、凹凸のあるニキビ跡に効果的なレーザー治療です。フラクセルのレーザー光は、皮膚細胞に意図的にダメージを与えます。これによって皮膚本来の治癒力を引き出し、新しい細胞に生まれ変わらせるという治療です。

CO2フラクショナルレーザー

炭酸レーザーによって皮膚に無数の小さな穴を開け、細胞の生まれ変わりを促す治療です。クレーターの治療に多く用いられており、安全性も高いレーザーです。デメリットとしては、わずかな痛みを伴うことと、赤みやかさぶたの生じるダウンタイムが数日~2週間ほど続くことが挙げられます。

クールタッチレーザー

レーザーと一緒にマイナス30℃の冷却ガスを瞬間的に噴射する治療。真皮にレーザーが熱エネルギーを届けることでコラーゲンの生成を促して、クレーターを目立たなくさせます。

ピーリング治療

皮膚表面の細胞を人為的に除去する治療です。新しい細胞の生成が促され、ターンオーバーが正常化することでクレーターが目立たなくなっていきます。他の治療法と比べて時間がかかるというデメリットもありますが、痛みがなく、肌への負担も小さい治療です。

ケミカルピーリング

薬剤を使用して皮膚の古い角質を取り除く方法です。肌のごわつきやくすみの改善といった効果にも期待ができます。

マックスピール

微粒子のカーボンを塗布して、赤外線レーザーを照射するピーリング方法です。皮膚の角質や毛穴の汚れを除去して、ターンオーバーを促します。

その他の治療

ダーマペン

クレーターの部分に極細の針を刺し、肌に刺激を与えることで肌の生まれ変わりを促進させる治療です。「ダーマローラー」という治療もありますが、ダーマペンではより肌へのダメージが軽減され、安全な治療となっています。有効成分を含んだパック治療と併用することで、より効果を高めることができます。

ゴマージュ

ピーリングと似ていますが、酸や薬品を使わず、植物やハーブを使用して、皮膚の角質を取り除いていくという治療法です。ただし、凹凸が激しいニキビ跡に関しては改善が難しいといったデメリットもあります。

クリニックでクレーターを治療した方の口コミ

ゴワゴワ肌が、すっきりツル肌に♪

ゴワゴワしたクレーター肌がずっとコンプレックスで、自信がなく、何ごとにも積極的になれませんでした。母からの提案でクリニックに通ったらニキビ跡が徐々にきれいに消え、ゴワゴワだった肌の質感も変わりました!肌がキレイになって、気持ちも前向きになれました。

レーザー治療で凹凸だらけのクレーター肌がなめらか肌に

自力のスキンケアでは治らないレベルのクレーター肌で悩んでいました。クリニックでカウンセリングを受け、レーザー治療を開始!ガンコなニキビ跡も今では嘘みたいに、本当にきれいな美肌になりました!

クレーター状のニキビ跡が治りにくい理由

ニキビ跡は通常、「ターンオーバー」と呼ばれる皮膚の新陳代謝によって徐々に改善していきます。しかし、ニキビの炎症が真皮まで進行すると、ターンオーバーによる修復は困難になってしまいます。表皮の皮膚はターンオーバーにより、28~56日程の周期で生まれ変わりますが、ダメージを受けた真皮のターンオーバーにかかる期間はなんと6年。そのため、クレーター状のニキビ跡の修復には長い時間が必要なのです。

クレーターができやすい肌質とは

ニキビ跡がクレーターになりやすい肌質には、大きく分けてふたつのタイプがあります。
ひとつは「皮膚が固い・厚みがある肌質」です。表皮層が厚いため、毛穴が皮脂や角質によって塞がれやすくなり、ニキビが発生。表皮の奥でニキビが炎症してクレーターになります。皮膚が固い方はターンオーバーが正常に機能していない可能性があります。ターンオーバーに異常があると、皮脂が溜まりやすい状態になるため、ニキビ自体ができやすいのです。反対に皮膚が薄い方は、皮脂が多くてもニキビができにくいと言われています。

ふたつめは「炎症を起こしやすい肌質」。ニキビの炎症が起きやすいため、大きな赤ニキビができやすくなります。ニキビが繰り返しできるので、ニキビの炎症も大きくなりやすく、真皮層まで損傷してクレーターが形成さるのです。

他にも、ニキビ菌に対してアレルギー反応を持っている人や、ニキビをつぶしてしまう癖がある人は、一般的にクレーター状のニキビ跡ができやすいとされています。

クレーターはどうやったら予防できる?

クレーター状のニキビ跡はターンオーバーによる自然治癒が難しいので、まずはしっかりと予防しましょう。クレーターを生み出さないためには、「できてしまったニキビを悪化させない」ということが大切です。ニキビに菌が入ってしまうとますます炎症が悪化していくため、むやみに触ったり潰したりはせず、清潔に保ってください。
また、「夜更かしをしない」「脂質を控える」など、そもそもニキビをつくらないためのケアも効果的です

それでもクレーターができてしまったときは、皮膚科やクリニックで改善できるので、症状に合わせた治療を受けましょう。

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